>>てか、ロックマンXって基本的に
ショット=X
ジャンプ=A
ダッシュ=B
じゃないとできない。Y・B・Aだとボタン遠すぎてすぐ指痛くなるのは俺だけかしら。

(Total Lunar Eclipseより)

ロックマンXとな!(直撃世代です

ロックマンX、特にボス戦では、「壁蹴り」を使って安全地帯に止まったり、ダッシュジャンプで敵の攻撃かわしたり、割とハードなアクションを要求されるわけですが、ここぞという時には大ダメージを与えたいところ。となると基本的には逃げている間にバスターをYボタン押しっぱでタメて、B、Aで逃げるわけです。

となると右親指の先でYをずーっと押したまま、指の間接かハラでダッシュ・ジャンプをこなさねばならないというちょっとした指先ストレッチをしなければならないわけで。当時は更に指も短かったわけですから相当苦しんだと思います。
おかげで購入から12年たった今も1はシグマ第二形態でストップ(波動拳パーツがセーブ不能だしね)、2はカウンターハンター戦のサーゲス(ジイさん)で手詰まり。
そういや当時買った2の攻略本が、写真の上下反転、挿し間違え、文の誤植と散々でガッカリしましたが、どうやら出版社がゲーメストだったらしい、こりゃ一本とられた


シリーズ全体について言及すると、1の時から大分難易度は高く(主観ですけど)、2ではゼロのボディパーツを集めるか集めないかで展開が変ったりしましたが、そういえば3では気持ちが離れてしまって買ってません。確か1、2まではスーパーファミコンで出てて、3もスーファミ、後にサターン版、PS版が出たと記憶。だからPSのクセしてもろに画面がドット打ちだった様は違和感バリバリでした。

そして4から、PSがメイン機種になり、OPムービーも作られ(OP歌ってんの仲間由紀恵なんですけどどうやら黒歴史)、ドット絵も完全新規で書き直されて、大分イメージが変わりました。セーブもできるようになりました。

1、2の時には「自分がクリアした部分までが"パスワード"で表示されて、次回はそのパスワードを入れることでまた再開できる」というものだったんですが、数字が4×4の16マスあってひじょーにメンドクサかった経験があります(だもんで友達に最終面のパスワード教えてもらえば自分もすぐ行けるし、逆に自分が得たパスワードはわざわざ紙に書き留めとかなきゃならなかった、未だにソフトの箱に紙辺が入ってます)。


そして1以降サブキャラとして多大な人気(腐女子的にも)を博していた「ゼロ」がメインキャラとして使用可能に。ゲームそのものが「X編」と「ゼロ編」に分かれて、全く違うストーリーを歩みます(戦うボスキャラは同じ)
これまた問題となるのが、ロックマンシリーズの特異性。用は「一番弱い奴を基本装備で倒す→得た武器を”弱点”として持つものを見極め、そいつを倒す→(以下ループ)という点。エックス編は今までどおりそのやり方が適用できるんですが、問題はゼロ。
ジェット・スティングレンというボスを倒した場合を例にとりますと、エックスの場合、新武器として「グランドハンター」が手に入ります。これはスラッシュ・ビストレオの弱点武器ですので、次の標的は彼。
しかしゼロの場合、スティングレンを倒すと「飛燕脚」が使えるようになります。飛燕脚ってのは空中ダッシュのことです。
空中ダッシュでは敵は倒れてくれません。じゃあ、前述のビストレオはどう倒すのか。今までの技でゴリ押しです
これがゼロ編のほうが難しいとされる所以なのですよ、ええ。
これ以外にも、手に入った技が「誰の弱点でもない」という事態がかなり起こるのです。まあエックス編も弱点武器を使ってばかりでは面白くないので、逆に好都合かもしれませんが、シリーズの伝統、ラスボス直前に今までのボス全員再登場、の際は、ゼロだと大分手間取ることになるのです(エックス編は4回ほどクリアしましたが、ゼロ編の方が好きなのにまだ1回しかクリアしてません。最終セーブポイントからがメンドイ+ムズイから)


というわけで私はこのゲームに関してはゼロ編の方が印象深いわけですが、それにはまず不純な動機から入っています。
X4には今まであまり居なかった「女の子」が出てきて、特にゼロと非常に深く関わるのです。

そのキャラクター、「アイリス」には兄「カーネル」が居まして、軍人であり剣の達人。ゼロも剣技に秀でていて、二人は良いライバルといった感じ。アイリスは兄を尊敬し、またゼロにも憧れていましたが…カーネルの上官ジェネラルがクーデターを起こし、ゼロやエックスはそれを討伐する立場になるのですが、当然カーネルとゼロは対立し、アイリスは兄と憧れの人の間で煩悶するようになります。

流石に発売から5、6年経っているのでネタバレしても大丈夫だろうか。一応避ける措置を。

※以下ネタバレ※







ゼロはカーネルと果し合い、結果的にゼロはカーネルを破壊することになります。カーネルも全力で戦った末の決着ですから納得して死んだのでしょう、しかし妹アイリスは話が違います。予期していたとは言え憧れの人の手によって兄の命が奪われたのですから。

半ば逆上したアイリスは、自身に戦闘用データを組み込み、ゼロに退治、戦闘用ライドアーマーに変身して襲い掛かります。
そして辛くもゼロはアイリスを止めますが、彼の腕の中で力尽き、ゼロは嘆き叫びます。
そしてクーデターの張本人、ジェネラル戦、そして本当の黒幕、シグマ戦へ……








※ネタバレ終了(背景色と文字色同じにするタグ失念のため)※


んなわけでX4はXシリーズ最高の作品であると思っています。1、2、3と煮詰まってきたアクションに、ダブル主人公、ちょっとベタだけど悲しめなストーリー。難易度はちょっと易化しているでしょうか、それでもゼロ編はエックス編より格段に難しくなります。

1、2、3とSFC、4からPSで、それこそ毎年続編が出ていたエックスシリーズですが、その後は大分低調、いや正直に言うならクソゲーが進行、今ではコマンドミッションという3Dアクションのシリーズが出ていますがこっちはやった事無いので言及しません。
実は私は1、2プレイ後、数年たって5、6をやってあまりのクソさに愕然とし、更に数年後に4をプレイして、あまりの1、2時代との違い、あまりの5、6とのまた別ベクトルの違いに愕然としました。

そして4に触れた上で改めて、その後は低調の一途にあることを痛感して、私がテレビゲームというものにはじめて触れたあたりに起きたシリーズが、今は停滞している事が悲しくなったものです。

しかし、昔のXシリーズの爽快感は、今のGBAソフト「ロックマンゼロ」に受け継がれているようで、まだ私はプレイできてすらいないのですが、安心です(割とすぐにゼロ2が出たあたり好評だったようで)。

また余談ですが、無印ロックマン、X、ゼロ、果てはDashも、実はストーリー的に繋がっているらしいです。そういう類の壮大な時系列に、オタクは結構弱いものです。