「切り札は自分だけ」の真意
今更ですが
あれだけ新OP時には熱く語ったくせに最終回になんら言及してない、ブレイドに関して。
平成ライダーで好きな最終回はクウガ、龍騎、ブレイド、ファイズ、アギトの順(アギトは全話通して見ていたんではないんで判断しづらいですが。
まず、剣の最終回に関しては終わり方云々は別として、「しっかり描くべき点を描いている」点を賞賛したい。いや、いまさらショチョーが出てくる理由とかは無茶な気がするけど。ファイズは、好きな人には悪いけど、つか私も好きだけど、まあ明らかに尺足りてなくて駆け足。その点ブレイドは、最終回前に、ナレーション入りの「最終章突入」的な導入があった事からも、必要十分な時間があったろうと思われる。
んで内容。
結局剣崎とジョーカーの決着はつかず、バトルファイトは永遠に再開せず、剣崎はどこかへ、と言う終わり方でしたが…これを「投げっぱなしエンド」というのは違う気がする。剣崎は自分をジョーカーにするという「答え」を出したのだから。その行き着く先は、今まで見てきた大きいお友達には分かるし、その答えすらプロデューサー曰く「視聴者に疑問を投げ掛けた」と言って憚らないファイズの終わり方には閉口気味だったもので。
結局始は人間のなかで生きて、剣崎はだれも知らないどこかへ行ってしまった。
各所で言われていることですが、劇場版では始が人間としての死(バニティへの封印)を得て、テレビでは剣崎が人間として死に、アンデッドになることで人々と始を守ったという、ある意味で逆の展開になっている点も心憎い。剣崎の解決案が見つからず、封印するしかなくなったのが劇場版であり、自己を犠牲にする事で解決法を見出したのがテレビ版という事で。
「結局今年も映画とはパラレルか」なんて落胆する方がいるというのが驚き。同じ話なんかされたって面白くないでしょうがよ。私も予告見ただけでは映画と繋がるんだと確信しましたけど。まぁ文句いいたいだけの人もいるでしょうけど。
番組前半は話のテンポと活舌の悪さ、オンドゥル語の普及から始まって、劇場版が封切りされた9月ごろから本編でも「ジョーカー」に関する話題が出てきて盛り上がり、OPも変り燃え燃えで、そのまま最終回まで突っ走ってくれた「ブレイド」。最終的にはクウガ、龍騎に続いてよい最終回を見せるに至ってくれました。
惜しむらくは、後半橘さんが話の進行のために主体無く見えてしまい、前半のカッコよさから一転ネタキャラ化してしまった事。去年の草加みたいなもんかな、話に振り回されてしまったキャラとしては。
明日はヒビキ。速攻で近くのおもちゃ屋から音角と音撃棒セット発売広告来てるんでもしかしたら音角は買っちゃうかも。3日に上京する際の資金残るかなぁ…